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『わたしがおばさんになったら あなたはおじさんよ』

若さと美しさを司る神がいた。
神は若く美しい人間に恋をした。
彼らは幸せに暮らした。
人間は歌った
「私がおばさんになったら あなたはおじさんよ」
「わたしは老いたりしない美しいままだ。」
「まあ憎らしい。」
「お前が年をとっても愛してやるぞ。」
人間は年をとった。
とても美しかった。
やがて人間は死んだ。
「共に老いて死ぬのもいいな。」
神は花になった。




神と人間の性別をつけたくなかったけど歌詞的に難しい。文字に起こす面白さは、読む人がその人物と情景を自由に想像できるところ。絵にしたら縛られてしまう。その人のコンテキストによって世界は十人十色。だから絵にするか迷ったけど文にしてみた。あなたはどんなものを想像しましたか。

世の中いろいろな神様がいる。
愛した者が死ねば、永遠の命を与えたり、
屍のまま愛し続けたり。
自分が愛した者と同じ運命を迎えられるよう変身する、
そんなちょっと寂しがり屋の神様かわいいですね。


ああでもアルトとルナで描きそうな気がする。



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